模型のグレーゾーン
プラモに対する工具やマテリアルがドンドン増えて便利さが増してきてる模型業界です。
その分模型のハードル(敷居)も高くなっていることはちょっと悲しく思うかな。
人様の前に出すには今ではそのまま塗って組み立てて終わりということが出来ない。
資料を読んだ既成概念に足を取られるパターンです。
模型が良くなってると言ったら、そうでもないような…。
模型会社も相次ぐ資料片手に鞭打つモデラーさんに泡吹いているんじゃないかなぁと。
かくいう自分も本棚がたわむほどの資料やさんでしたし、雑誌の技法や資料に振り回されてモデリングの正しさを見失った身分なので。
ココに帰ってきて腰を掛けてこれからの自分のモデリングのプランを練っているわけです。
新興メーカーも続々と出てきて、まだプラモは進化すると思いますが、最近は敢えて古いキットを弄ることを楽しみにしております。
昔のドン臭いキットを今風にアレンジしてみたらどんななるだろう?
とモールド彫ったり、リベット打ったりして、自分が出来る限りのアレンジを盛り込んで完成させるつもりです。
モデリングするときも「新しいから優れてる?じゃあ古いモノはダメなのかい?」と湾岸ミッドナイトだったかのセリフがずっと頭をよぎっています。
今いじってるキットですが、40年前近くのキットみたいでヒケたり曲がったり、仮組み時点でひどいなと思ったのですが、それをやっつける自分の腕試しされてるようで楽しみです。
模型も遠回り、数をこなさないと、新しいブレイクスルーに踏み出せないのかなぁ。