認められながら償う
最近の模型作りは「求道者的な作りでストイックすぎる」とお咎め入れられます。
作れば必ずツッコミが入る模型世界。
「自己満足でいいんだよ」と人は言うけど、腹の中では「そうじゃないんだよなぁ」
と自分も人の作品にツッコミ入れたくなる精神が出てきてしまうことは確か。
認められたい、優位に立ちたい、それだけのエネルギーで立っていられるって、ちょっとヘンかな。
すごいこと(技法とか)で目立ちたい思いと裏腹に、自分なりの言い訳や予防線(解釈)を入れながら投稿するって、なんか疲れる。
そうやってポストやストリームの激しいSNSで疲れて帰ってきました。
それにこうやって文字や文章と向き合うってあまりなかったし。
文字や文章、そして言葉を大事にしなかったから、ものづくりを通してその償い、赦しを乞うじているのかな。
メンターからも褒められてきたから、引き下がれず褒められ続けたいがためのマラソンになってるような、そんな苦し紛れの模型作りになってる。
一人で愉しむものなのに、見せることによって一人ではなくなってしまってるインターネットでの模型製作。
賞賛と同時に指摘に怯えながら作ることはちょっと置いておきたい、と思う最近のモデリングです。